こんにちは、ぐうたら主婦のあのたまです(*´ω`*)
さきほどブログの整理をしていたら、下書き保存したのを忘れてずっと残っていた記事があったので、今日はせっかくなのでこちらの記事に追記をしてUPしま~す。
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ここしばらく読書な生活が続いているので、せっかくなので読んだ本の感想や考察などの記事を書いてみたいと思います。
なんというか、本の感想を書くのって単純に楽しいですね(*´ω`*)
アウトプットすることで頭の整理されるし…。
という訳で、今回は私のペンネームの由来にもなった「曽野綾子」さんの本より…。「終の暮らし 跡形も無く消えていくための心得」を読んだ感想を書いていきたいと思います(#^^#)
終の暮らし 跡形も無く消えていくための心得
タイトルで大体どんな内容か見当がつくと思いますが「跡形も無く消えていくために」著者が終活でやっていること、考えていること、年老いた日々の生活のことなどが書いてあります。
内容としては、物を捨てたりだとか、亡くなられたご主人の三浦朱門さんの介護の思い出話とか、家の話だとか…。
曽野さんは沢山エッセイ本を出しているので(同じようなエッセイを別の本でも読んだことあるような…)と、いつもながら思いました(笑)
それでも、やはりこの方の本を読むと、背筋がシャンとしますね~♪(*´ω`*)
内容的には「若い人が読むのにはまだ早いかな…?」という感じですが、著者は若い頃から死ぬ時のことを考えて生活を整えていたのが伺えます。
なので「心得」としては、誰にとっても役に立つように思える本です。
老年の最期にしてはいけない二つのこと
この本の中で、印象に残ったのは2つのこと。
一つは聖路加病院院長の故・日野原重明先生の講演のことについてでした。
老年の最期にしてはいけないのは「点滴を打たないこと」「気管切開をしないこと」だそうです。
私も以前どこかの記事で「自力でご飯が食べられなくなったらそのまま、老衰で亡くなった方が苦しまない」という記事を読んでその話には興味を持っていたので、出来ればその通りにしたいです。
主人のおじいさんが無くなる前に点滴をしていて、痰の吸引などして呼吸が苦しそうだったのを覚えていますし…。
食べないなら食べないなりに、飲まないなら飲まないなりに…。
生命のバランスを無理に壊すのは良くないのかもしれません。
因みに気管切開は死にゆく人の「最期の言葉」を奪うのがその理由だそうです。
これだけが人間の義務なのだ
もう一つ印象に残ったのは、一番最後(p.252)のページ。
「名作を書こうなんて思わなくていいんですよ。読者は大して作品のことなんか覚えちゃいないんですから。只、一年間死なずに書き終わってください。それだけがまあ、あるとすればあなたの任務です。無事に終わりゃいいんですよ」
この最後の一言の持つ意味は重い。成功も出世も、本当は要らないのだ。只、あまり騒ぎ立てず、穏やかな笑顔で一生を終わる。これだけが人間の義務なのかもしれない。
何のために生きているのか、生きる意味や価値は何なのか。
この世界こそ地獄だと思っていた私は、小さい頃からずっとこの答えを求めてきました。頭での理解ではなく、体感として「考えても分からない」ということがようやく分かってきて、かなり世界は変わりました。
しかしながら、世の中には私のように答えなど求めなくても、既に全てを受け入れて日々を淡々と生きてる方が沢山いらっしゃると思います。
そんな方々は、きっと90歳を超えた人生経験が豊富な曽野さんがおっしゃってることと、と同じことを言うかもしれませんね。
穏やかな笑顔で一生を終わることは、簡単そうに見えて、実はかなり難しいことなのではないでしょうか。
それは、世の中をさらっと見渡しみて、果たしてどれだけの人が穏やかな笑顔で生きているかと観察すれば答えは見えてきます。
曽野さんはカトリック教徒ということもあり、時々「赦し」についての描写もあります。この世を去るときには、未練を残すことなく全てを受け入れて去っていきたいものです。
追記分:「おふたりさま夫婦、老活はじめました。」を読んで…
ここから追記分です(#^^#)
先日、図書館に行ってエッセイ漫画「おふたりさま夫婦、老活はじめました。」を借りて読んでみました。
上記の曽野綾子さんの本は、「死」について「精神的」な心構えは出来るものの、生活レベルがめちゃくちゃ高い方なので「自分達が今後直面するであろう、死ぬ時の現実的な問題」に関してはほとんど参考になりません…(笑)
しかし、こちらのご夫婦の本は、子供もいらっしゃらず、老後の資金に余裕があるわけでは無いとのことで、自分の未来のお手本になるような本です。
本書の中で紹介されていた「書類関係の手続き」においてはもう少し先かなぁと思いましたが、こうなることを見越して、とにかく今の段階では「お金を貯める」こと、「健康を維持すること」をコツコツやっていきたいです。
たとえ準備をしていたとしても、人間いつ死ぬか分からないし、やることだけはやったら、あとはもう考えたり悩んでもどうしようも無い問題です。
なので今後も深刻にならず、しかし、少しずつ情報を集めていきながら「生きて」いきたいと思います(*´ω`*)